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2009年02月25日(水) 18時26分

力士暴行死、親方発言がきっかけ 兄弟子が証言東京新聞

 大相撲時津風部屋の序ノ口力士、時太山=当時(17)、本名斉藤俊さん=の暴行死事件で、傷害致死罪に問われた元親方山本順一被告(58)の公判は25日午後も名古屋地裁(芦沢政治裁判長)で続き、すでに有罪判決が確定し日本相撲協会から解雇された別の兄弟子(25)の証人尋問が行われた。

 ビール瓶で斉藤さんを殴った山本被告から「おまえらも教えてやれ」と言われ、この兄弟子は「(斉藤さんを)殴ってもいいという意味だと思った」とこの発言が暴行のきっかけになったと証言。さらにぶつかりげいこが続いたことについて「見せしめというか罰だと感じた」と述べた。

 この日はかつての師弟の久しぶりの対面となったが、兄弟子は被告人席の山本被告と目を合わせず、山本被告は目をじっと閉じ、証言に耳を傾けていた。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009022501000881.html