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2009年02月25日(水) 18時20分

名古屋市、定額給付金を6月に支給 口座なければ8月に東京新聞

 1人当たり1万2千円を支給する政府の定額給付金について、名古屋市は25日、支給を始める時期が6月下旬となる見通しを明らかにした。市議会本会議で答えた。

 6月下旬は金融機関の口座振替が対象で、口座を持たない市民への現金支給は「大量の現金管理は困難なので分散化して支給する」として、8月下旬開始に遅れる見込み。市は支給手続きの相談に応じる専用コールセンターを4月下旬に設置、休日や夜間も対応する体制を整える。

 支給手続きは、5月下旬に各世帯ごとに金融機関の口座番号などを記入する申請書を発送。返送を受けてから口座振替に1カ月ほどかかる。松永恒裕総務局長は「支給規模が全国で3番目に多く、ゴールデンウイーク前は難しい」と述べた。

 同市は100万世帯、224万人に総額334億円を支給する。支給時期は三重県桑名市が5月と表明したが、多くの自治体は検討中で、愛知県市町村課は「申請書の受け付けは、県内3−4割の自治体が年度内にできそうだが、支給は金融機関との調整もあり分からない」としている。

(中日新聞)

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009022590181816.html