京都府舞鶴市の高1少女殺害事件に絡み、殺人と死体遺棄の容疑で家宅捜索を受けた無職男(60)に、京都地裁舞鶴支部は25日、下着などを盗んだとする窃盗罪で懲役1年(求刑懲役2年)の実刑判決を言い渡した。
浅見健次郎裁判官は判決理由で「金品に対する欲望から安易に行われた犯行。常習的傾向もうかがえる」と述べた。
判決によると、被告は昨年7−8月、舞鶴市の民家から女性の下着1枚、神社のさい銭箱から現金約2000円を盗んだ。
弁護側は控訴について「本人と相談の上決める」としている。
昨年5月、高校1年小杉美穂さん=当時(15)=が殺害された事件で、京都府警は同年11月、被告の自宅を6日間捜索。弁護人は「殺人の嫌疑が高まったとは考えられない」として異例の立ち会いをした。