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2009年02月25日(水) 17時39分

化粧品を無許可で処分委託 ネットに流出で苦情も東京新聞

 不良化粧品を不正に廃棄処分したとして、警視庁生活環境課は25日、廃棄物処理法違反の疑いで、埼玉県川越市的場、化粧品製造会社社員長島重雄容疑者(51)と同県日高市駒寺野新田、廃品回収業鈴木利雄容疑者(60)を逮捕した。

 廃棄予定の一部がネットオークションで売られ、客から「品質が悪い」などと業者に苦情が寄せられていたという。

 長島容疑者の逮捕容疑は昨年6月、日高市の物流センターで、不良品の容器入り美容クリームと乳液計約7000個(約717キロ)の処分を産業廃棄物の処分許可を受けていない鈴木容疑者に10万円で委託した疑い。鈴木容疑者の逮捕容疑は、無許可で処分を引き受けた疑い。

 生活環境課によると、鈴木容疑者が約2000個を古物商に転売。うち約230個がネットオークションに出品され、1個2000−9000円で落札されたという。長島容疑者は化粧品製造会社の廃棄物処分の担当者だった。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009022501000778.html