神奈川県警は25日、知人に郵政民営化に伴う「日本郵政株」のうその出資話を持ち掛け現金をだまし取ったとして、詐欺容疑で無職本田民治容疑者(71)=東京都葛飾区東金町=を逮捕した。
県警によると、本田容疑者は知人に「自分は東大中退後、京大を卒業した。今は『特定郵便局長会』で役員も務めている」と虚偽の経歴を披露し、信用させていたという。
調べでは、本田容疑者は2006年10月中旬、知人だった県内の建設会社役員の男性(61)に「郵政民営化で1万株の優先割り当てがある。もうかるので株を保有しないか」と話し、購入資金名目で500万円を詐取した疑い。