東京都によると、中央区の銀座眼科で、レーザー光線を使って近視を矯正するレーシック手術を受けた患者のうち、少なくとも67人が感染症などの健康被害を訴えていることが25日分かった。
都福祉保健局は「眼科の手術で最も起きてはいけない異例な事態」としている。
福祉保健局によると、健康被害の症状の多くは感染性角膜炎という。手術の際、器具などにより患者の角膜が炎症を起こした可能性が高いとみている。
健康被害が多数発生しているとの情報を受けて中央区がこれまで2度、銀座眼科を立ち入り検査した。
銀座眼科は取材に対し「そういう事例があるかどうかについても言えない」としている。