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2009年02月25日(水) 12時49分

福島第一、1号機を手動停止 原子炉圧力調整弁に異常東京新聞

 起動操作中の東京電力福島第一原発1号機(福島県大熊町)で25日、原子炉内の圧力上昇を示す警報装置が作動し、圧力調整弁に異常が見つかったため、同社は原因調査のため原子炉を手動停止した。外部への放射能の影響はないとしている。

 東電によると、同日午前4時ごろ、警報装置が作動した。調査したところ、原子炉内の圧力が規定値を超えており、原子炉で発生した蒸気を逃がすことで圧力を調整する「タービンバイパス弁」を開閉させる装置の連結部が外れていた。

 連結部が外れたことで弁が動かなくなり、閉じたままになった。連結部は鉄製で直径5−7センチのボルトとナットで構成されている。

 1号機は昨年10月から定期検査入りし、12月に起動操作の開始を予定していたが、11月にトラブルが見つかったため今月にずれ込んでいた。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009022501000361.html