25日午後1時20分ごろ、兵庫県姫路市の「オガワ食品協業組合」の工場で、パート従業員竹内久代さん(57)=同県たつの市=が2階のエレベーターの扉から転落しているのをほかの従業員が発見し119番した。頭などを強く打っており、搬送先の病院で死亡が確認された。
姫路署などによると、エレベーターの扉を開けた際にかごがなく数メートル転落したとみられる。かごは1階と2階の間に止まっており、竹内さんは、かごの側面と周囲の柱の間に挟まれ、宙づりの状態だった。
扉は手動式で、かごが来ないと開かない仕組み。姫路署は業務上過失致死容疑で事故原因を調べている。
エレベーターは荷物用で、オガワ食品協業組合は人が乗らないよう指導していたが、荷物を出し入れする際にはかごの中に立ち入ることがあったという。
同社によると、エレベーターは工場を建てた1993年に設置。昨年以降、階の途中で止まることが何度かあり、その都度修理していた。昨年9月に業者が点検した際には異常なかったという。
(2009年2月25日19時55分 スポーツ報知)
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