学問の神様、菅原道真を祭り、梅の名所として知られる京都市上京区の北野天満宮で25日、梅花祭があり、参拝客は境内に咲き誇る梅をめで、早春の風情を楽しんだ。
梅をこよなく愛した道真の遺徳をしのぶため、命日に合わせて約900年前から続く行事。早朝からの雨が神事開始の午前10時にはほとんど上がった。本殿で始まった神事では、烏帽子(えぼし)姿の宮司らが蒸し米と紅白の梅の小枝を神前に供えた。
50種、2000本の梅の香が漂う境内には茶席が設けられ、花街・上七軒の舞妓(まいこ)や芸妓(げいこ)約30人がもてなした。観光客は、あでやかな着物姿で薄茶を振る舞う様子を写真に収めていた。愛知県半田市の主婦(58)は「ここの梅は手入れが行き届いてきれい。舞妓さんも見ることができ感激しました」と話していた。
梅の見ごろは3月初旬までという。
(2009年2月25日12時42分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090225-OHT1T00192.htm