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2009年02月25日(水) 10時00分

ブルトレ雄姿 惜しむファン中国新聞

 JR山陽線を唯一走るブルートレイン「はやぶさ」(東京—熊本)、「富士」(東京—大分)が春のダイヤ改正(3月14日)で姿を消すまで1カ月を切った。JR広島駅(広島市南区)では連日、別れを惜しむ鉄道ファンが詰めかけている。

 深夜の上り4番ホーム。連結されたはやぶさ・富士の青い客車の寝台特急が到着すると、集まった鉄道ファンが一斉にカメラのシャッターを切った。2分間の停車中に、寝間着のまま列車を降りて記念撮影する乗客も。

 東京行きが午後10時35分着、九州行きが午前5時21分着。JR西日本広島支社によると、廃止の発表があった昨年12月中旬から、1日約30人ほどのファンが詰めかけているという。

 かつて「ブルトレブーム」を巻き起こした青い客車は、14日早朝に到着する下り列車が、広島での最後の姿になる。

【写真説明】広島駅に到着した「はやぶさ・富士」を撮影する鉄道ファン

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200902250027.html