市民オンブズマンおかやま(重田龍三代表)は25日、岡山市から市議会6会派に支出されている政務調査費の約6割が不適切に使用されているとして、議会事務局と各会派に査定結果をまとめた文書を提出する。
査定結果によると、領収書添付が義務づけられた2007年7月から昨年3月までに市議会へ支出された政務調査費の総額は、6317万9442円。オンブズマンが「研究研修費」「調査旅費」など関連条例の使途基準に照らして査定したところ、3688万6268円が「不要額」だった。
適正に支出した額を全体の支出額で割った各会派の「適正率」は公明党市議団の61.26%がトップ。共産党市議団45.97%▽市民ネット42.65%▽新風会42.15%▽ゆうあいクラブ37.90%▽政隆会20.06%—の順で、保守系3会派が下位を占めた。