陸上自衛隊第13旅団(司令部・広島県海田町)は24日、昨年12月に酒に酔って部下を殴り、重傷を負わせた男性の3等陸佐(34)を停職13日の懲戒処分とした。陸自警務隊も23日に傷害容疑で書類送検した。
旅団によると、この3佐は昨年12月19日午前1時半ごろ、広島市内のスナックで部下の2等陸尉(37)に侮辱されたと思い込み、店外に連れ出して顔や腹部を殴打してあごの骨を折る全治45日間の重傷を負わせた。
3佐は前日午後6時ごろから飲酒。このスナックで部下が女性店員をからかうしぐさを誤解したという。示談は1月に成立したが、陸自としての処分を検討していた。平野治征旅団長は「誠に残念。隊員を徹底指導したい」としている。