三次市内の伝統技能保持者や広島県内の工芸作家たちの作品を商店で展示する「三次まちなみアートギャラリー」が3月1日、古い家並みが残る三次市三次町の三次本通り商店街で始まる。石畳舗装になり、電線も地中化された1.2キロ間の27の店と施設に、作品の展示や販売コーナーができる。7日まで。
NPO法人「やまなみ大学地域自立支援センター」が、商店街と連携して企画した。
三次人形や竹細工など市が認定した「みよしの匠(たくみ)」と、手作り時計や陶芸などを教える「やまなみ大学」の講師、金属造形や手作りちりめんなどの作家たち計37人が出展。山野草のコケ玉を展示する庄原市口和町の桑野歩さん(36)は「店にいつもと違うものがあれば、変わった見方ができるのでは」と期待している。
【写真説明】まちなみアートギャラリーが開かれる三次本通り商店街