陸上のアジア・クロスカントリー選手権(3月1日・バーレーン)に興譲館高3年の小原怜(18)、久保木亜衣(18)と卒業生で天満屋の重友梨佐(21)の3選手が日本代表で出場する。海外試合は初めての久保木選手は「外国の選手、環境を肌で感じ、ステップアップしたい」と抱負を語る。
ジュニア女子(6キロ)に出場する小原選手は昨年10月の国体少年女子A5000メートルで優勝し、12月の全国高校駅伝でも1区1位に輝いた。同種目に出る久保木選手は昨夏のインターハイ3000メートル3位、全国高校駅伝も5区4位と粘走して準優勝に貢献した。
シニア女子(8キロ)に出場する重友選手は05年に同高が全国高校駅伝で初制覇した時の主将。今年1月の全国都道府県対抗女子駅伝では4区1位と岡山県チーム準優勝の原動力となっている。
大会にコーチとして帯同する森政芳寿監督(51)は「自己管理の難しさなど、日本とは違う環境を積むことは貴重な経験」と、教え子トリオの頑張りに期待している。
【写真説明】アジア・クロスカントリー選手権を前に井原市文化・スポーツ振興財団から激励金を受けた左から小原、久保木の両選手と森政監督(23日、井原市役所)