福山市個人情報保護審議会は23日、一人暮らしの高齢者など災害時に支援が必要な人の情報を、地域の団体に提供して活用する市の避難支援対策を承認した。市は4月から要援護者の情報リスト作りを始める。
審議会には、会長の藤木賞之弁護士や岡崎〓副市長ら8委員が出席。市は、災害時の要援護者の情報リストを作成し、対象者本人から情報登録の同意を得て個別の避難プランを作る、といった対策の内容を説明した。
委員は「個人情報の取り扱いは慎重に」「対象者に制度の趣旨を住民に理解してもらう努力を」などの意見、要望を出し、対策を承認した。
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【写真説明】災害時の要援護者対策を承認した市個人情報保護審議会