周南市医療公社は23日、市立新南陽市民病院で昨年4月から9月にかけ、市の歳入となる診療報酬384万6000円分の算定漏れがあったと発表した。2007年度にも800万円前後が不足していたとみて、調べている。
重症患者に適用される救急医療管理加算の116人、延べ641日分。診療報酬明細書に適用を記入しておらず、医師や事務担当者も気付かなかった。患者に請求すべき金額が52人の計約24万円で、残る360万円余りは、山口県国民健康保険団体連合会と県社会保険診療報酬支払基金に再請求する。
電子カルテを2007年3月に導入した際、救急医療管理加算の項目を設定していなかった。