青森県立むつ工業高校の「国際理解愛好会」に所属する3年生6人が制作したDVD映像作品が、文部科学省が主催する「高校生等による薬物乱用防止広報啓発映像」で最高賞の文部科学大臣賞を受賞した。
昨年度に続き、2年連続の受賞。高校野球大会が開かれる甲子園球場やJリーグの公式戦会場でも放映され、薬物使用の防止を訴える。
6人は、いずれも設備システム科で学んでいる女子生徒。編集や撮影、出演も自ら務め、「大切なのはあなたの言葉。ノー・ドラッグ。断る勇気を」などのナレーションとともに30秒の映像にまとめた。制作期間は昨年8月頃から約2か月間。試験勉強や就職活動なども重なったが、「自分たちで考え、頑張ったことで自信がついた」と受賞を喜んだ。映像は春や夏の甲子園などで放映されることが決まっており、メンバーは「おしゃれ感覚で薬物に手を染める若者もいる。私たちの作った映像を見て、薬物の危険性を知ってほしい」と話した。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090224-OYT1T00060.htm