北海道警斜里署の駐在所勤務の男性巡査部長が酒気帯びでミニパトカーを運転し、物損事故を起こしていたとして、道警が道交法違反(酒気帯び運転)容疑で捜査を始めていたことが23日わかった。
巡査部長は酒気帯び状態で運転していたことを認めており、近く同容疑で書類送検する。道警ではこれまで、任意捜査中として、事実関係を一切、公表していなかった。
道警などによると、巡査部長は今月13日、勤務時間中に自宅が併設されている駐在所内で焼酎を飲んだ後、約20キロ離れた斜里署に向かうためミニパトカーを運転した疑い。同署に向かう途中、雪にハンドルを取られてスリップし、道路脇のポールに接触する物損事故を起こしていたという。
同署に到着後、同僚から酒臭さを指摘されて検査したところ、呼気1リットル中、0・15ミリ・グラム以上のアルコールが検出されたという。
巡査部長は内部調査に対し、「飲酒後に署に行かなければならない用事を思い出し、パトカーを運転した」と話しているという。
上口弘・道警監察官室次席の話「現在捜査中で、処分決定後に公表する案件と考え、公表しなかった」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090224-OYT1T00123.htm