大手企業の2008年冬のボーナスの平均妥結額(加重平均)は前年比0・63%減の83万1813円で、02年以来6年ぶりに減少したことが24日、厚生労働省の調査でわかった。
調査は資本金10億円以上、従業員1000人以上で労働組合のある民間企業を対象に実施し、352社の状況をまとめた。業種別では、非鉄金属(前年比8・19%減)、鉄鋼(同7・08%減)、繊維(同6・74%減)などで減少幅が大きかった。
約3分の2にあたる230社は、米証券大手リーマン・ブラザーズの経営破綻(はたん)を機に急速に景気が悪化した昨年9月以前にボーナス額を決定していた。厚労省は「減少は昨年春から夏にかけての原材料価格高騰が影響したとみられる。秋以降の不況で今後、さらに落ち込むことも予想される」と分析している。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090224-OYT1T00793.htm