【ワシントン=岡田章裕】オバマ米大統領は、指名辞退が続いていた商務長官に、民主党のゲーリー・ロック前ワシントン州知事(59)を起用する方針と米メディアが23日、一斉に報じた。
3人目の候補者となるロック氏は、中国系米国人としては初の州知事。1997年から2005年まで務めた。
商務長官ポストは、最初にビル・リチャードソン・ニューメキシコ州知事を指名したが、支持者の企業に公共事業の発注で便宜を図った疑いが浮上したため、指名を辞退した。超党派を印象づける狙いから共和党のジャッド・グレッグ上院議員を代わりに指名したが、景気対策法を巡る考えの違いなどから、グレッグ氏も辞退していた。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090224-OYT1T00466.htm