【ニューヨーク=山本正実】米政府による事実上の管理下で経営再建を進めている米保険大手AIGが3月にも発表する2008年10〜12月期決算で、純利益が、最大600億ドル(約5兆7000億円)の赤字に陥る可能性が出てきた。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)など米メディアが23日、一斉に報じた。
報道によると、政府とAIGはすでに協議入りし、政府が保有している優先株を普通株に転換する案なども検討されているという。
米財務省や米連邦準備制度理事会(FRB)は昨年、AIGに対し約1500億ドル(約14兆6000億円)を支援し、事実上、政府の管理下に置いた。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090224-OYT1T00430.htm