北海道羅臼町の海岸で2005年2月、流氷に閉じこめられて死んだシャチ9頭のうちの1頭が骨格標本となり、24日に町内の羅臼ビジターセンターで公開される。
シャチ9頭の“遭難”は全国に報道されて当時、話題になった。公開されるシャチはオスの成獣で、体長7メートル65、体重6.6トン、年齢は34歳という。9頭のうち一番大きな個体で、同センターの展示スペースに、水中に潜っていくような姿勢で設置された。
環境省が設置する同センターには、トドやオオワシの剥製(はくせい)もすでに展示されている。同省羅臼自然保護官事務所の担当官は「新しい展示物で羅臼の海のすごさ、豊かさを知るきっかけにしてもらえれば」と話していた。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090224-OYT1T00130.htm