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2009年02月24日(火) 21時23分

札幌、長野にも“銃弾” NHK、計4カ所に中国新聞

 NHKは二十四日、東京の放送センターに二十三日送られたのとほぼ同じ銃弾のような金属片が札幌、長野両放送局にも郵送されていたと公表、福岡放送局あての不審な郵便物が福岡市内の郵便局で見つかり、銃弾型のものが封入されていたことも明らかにした。

 NHKあての不審物は計四件となった。福岡放送局では二十二日、玄関で爆発も起きている。

 二十四日午後、東京・渋谷の放送センターで会見した豊田宏とよだ・ひろし・NHK総合リスク管理室室長らによると、金属片はいずれもライフルの実弾のようなもので長さ約七センチ。「赤報隊」と明朝体で印字されたB5判の紙に白い粘着テープで張り付けてあった。札幌、長野には二十四日午前届いた。

 四つとも「神田」(東京都)の二月二十三日付消印。封筒はすべて郵便局が扱う、五百円均一で書類を送れる「エクスパック500」で、長野放送局のあて先住所は移転前の古いものだったという。

 福岡の郵便物は郵便局員が不審に感じエックス線検査、銃弾型のものを確認した。福岡県警科学捜査研究所が調べた後、開封する予定。

 豊田室長は「『何でこんなに(受信料が)高いんだ』などの意見をいただくことはいろいろあるが、今回のような連続事件を想起させる出来事はない」と説明。これまでに右翼団体などによる抗議も「つかんでいない」とした。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200902240285.html