京都大総合人間学部5年生の男子学生(24)が昨年10月、女性会社員の体を触ったとして強制わいせつ罪で起訴され、有罪判決が確定したことが24日、分かった。京大は同日、「女性の人権を踏みにじる卑劣な行為で、事態の深刻さを考慮した」として、この学生を退学処分にしたと発表した。
京大では今月14日、乾燥大麻を所持していたとして法学部2年生(20)が大麻取締法違反容疑で逮捕されたばかり。
西村周三理事は24日の記者会見で「わいせつ事件を深刻に受け止め、被害者と家族におわびしたい。あらためて人権教育を徹底したい」と陳謝した。
京大によると、学生は昨年10月10日未明、京都市下京区のマンションで、帰宅した20代の女性会社員の体を触ったとして強制わいせつの現行犯で逮捕、起訴された。京都地裁は同12月、懲役2年、執行猶予3年の判決を言い渡し、学生が控訴しなかったため判決は確定した。