愛知県一宮市の名古屋高速一宮線で昨年5月、2人が死亡、3人がけがをした玉突き事故で、自動車運転過失致死傷罪に問われたトラック運転手伊藤裕介被告(24)に、名古屋地裁は24日、「過失の程度が大きい」として、禁固4年6月(求刑禁固7年)を言い渡した。
伊藤被告は「直前に割り込みがあったので追突した」と主張していたが、手崎政人裁判長は「被告人の供述はあいまい」として、割り込みはなかったと認定。その上で「順法精神が十分でなかった」と責任の重さを指摘した。判決によると、伊藤被告は昨年5月、名古屋高速一宮下り線で渋滞最後尾の車に前方不注意で突っ込み、玉突き事故を発生させた。4台が炎上し、2人が死亡した。
(中日新聞)