横浜銀行(横浜市)が昨年7−10月の4カ月間、行員約1100人分の残業代計約7900万円を支払っていなかったことが24日、分かった。同行は今月に入り全額を支払った。
横浜銀行によると、横浜北労働基準監督署が昨年9月、神奈川県内の2支店を立ち入り調査。行員が申告した勤務時間と、パソコンの操作記録が食い違っており、勤務時間の過少申告が発覚した。
同労基署が昨年10月に是正勧告と指導を行い、横浜銀行が管理職を除く行員約3500人について、昨年7月から4カ月間の勤務時間を調査したところ、約1100人の過少申告が判明した。
横浜銀行は「是正勧告や指導を真摯に受け止め、今後、行員の労働時間管理の厳正化に取り組む」との談話を出した。