地球に最接近中のルーリン彗星を、北海道陸別町の「りくべつ宇宙地球科学館(銀河の森天文台)」が24日未明、撮影することに成功した。
筧伸浩主任(36)によると、午前零時すぎに南の空高く、しし(獅子)座の後ろ脚付近、土星のすぐ下辺りで撮影。彗星は、薄い緑の光を放っていた。筧主任は「大型双眼鏡で観察すると、見事な尾が見えた」と話す。明るさは4−6等級で、陸別町では肉眼でも確認できたという。
国立天文台によると、ルーリン彗星は同日昼ごろ、地球から約6100万キロの距離と最も近づき、その後離れていく。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009022401000291.html