北海道警斜里署の駐在所に勤務する男性巡査部長(55)が今月中旬、勤務中に酒を飲んでミニパトカーを運転、物損事故を起こしていたことが24日、分かった。道警は道交法違反(酒気帯び運転)容疑で巡査部長を書類送検する方針。
道警監察官室によると、巡査部長は13日午後、小清水町の駐在所に併設された住宅で焼酎3杯を飲んだ後、約20キロ離れた斜里署まで運転、町道で標識の支柱に衝突した疑いが持たれている。署で事故報告をした際に酒のにおいがし、呼気1リットル中0・7ミリグラムのアルコールが検出された。
調べに対し、巡査部長は「家庭の問題で悩んでいた。飲んでいる最中に署での業務があることに気付いたが、交代すると迷惑が掛かると思った」と話しているという。
道警監察官室は「逃亡や証拠隠滅の恐れがないため、逮捕は必要ないと判断した。厳しい処分を検討している」としている。