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2009年02月24日(火) 21時42分

給付金法案3月6日にも成立 民主党が参院採決へ東京新聞

 民主党は24日、2009年度予算案が27日に衆院を通過すれば、定額給付金などの財源を確保する08年度第2次補正予算関連法案を、3月5日の参院財政金融委員会と同6日の参院本会議で採決する方針を決めた。参院幹部が24日の会合で確認した。

 参院は同法案を野党の反対多数で否決する。これを受け与党は6日にも衆院で3分の2以上の賛成多数で再可決、成立させる構えで、給付金支給の法律上の裏付けが整うことになる。一方、09年度予算案は民主党が衆院での採決を容認したことにより、週内に衆院を通過し、年度内成立が確実になった。

 定額給付金に関しては制度上、関連法案の成立日から支給が可能。実務を担う市町村はすでに準備を進めており、必要な手続きを終えた自治体から順次、支給が始まる。作業量が少ない小規模な自治体では3月中に支給が始まるが、政令市や中核市は大半が4月以降にずれ込む見通しだ。

 関連法案の衆院再議決をめぐっては、自民党の小泉純一郎元首相が「3分の2を使って成立させることに若干異論がある」として本会議を欠席する意向を表明したが、与党内で小泉氏に同調する動きは広がっていない状況だ。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009022401000933.html