民主党は24日の役員会で、衆院予算委員会で審議中の2009年度予算案を27日の本会議で採決して衆院通過させる与党方針を容認することを決めた。これにより予算案は週内に衆院を通過、年度内に成立する見通しが強まった。
ただ民主党は、早期の衆院通過に反対や慎重姿勢を示している共産、社民、国民新の野党各党と「十分意見交換して進める」(山岡賢次国対委員長)としており、ほかの野党が強く反対した場合は、衆院通過が週明けにずれ込む可能性もある。
また衆院予算委員会は24日の理事会で、麻生太郎首相が出席して26日午前に「外交と国際関係」に関する集中審議を行う日程を決定。首相が、日本時間25日未明にワシントンで行う日米首脳会談の結果を報告し、質疑する。
与党は集中審議の後、27日までに締めくくり総括質疑、採決を行う方針。民主党は予算委理事会で、26日午後も引き続き審議するよう提案した。