24日午前の東京株式市場は、前日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均が1997年5月以来、約11年9か月ぶりの安値水準になったことから、世界景気への不安が一段と高まり、幅広い業種が売られた。日経平均株価(225種)は一時、前日終値比221円00銭安の7155円16銭まで下げ、2008年10月27日に付けた終値のバブル崩壊後最安値の7162円90銭を割った。
午前10時現在は、199円48銭安の7176円68銭。全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)も15・94ポイント安の719・34と終値基準のバブル崩壊後の安値水準を下回った。
米国発の金融不安が再燃したほか、米自動車大手の再建に不透明感が強いとして警戒感が広がり、株安が世界的に連鎖している。ダウ平均の終値は250・89ドル安の7114・78ドル。ハイテク株主体のナスダック総合指数は53・51ポイント安の1387・72。
東京株式市場でも、朝方から売り注文が先行。7100円台に入ると買い戻す動きもあって安値圏でもみ合いが続いた。外為市場は円安に振れたが、輸出関連株の買いにはつながらなかった。
(2009年2月24日11時24分 スポーツ報知)
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