鳩山邦夫総務相は24日の衆院総務委員会で、宿泊保養施設「かんぽの宿」の売却問題に関連し、日本郵政から提出を受けた段ボール17箱分の資料について「(精査して)出せるものから出す。来週初めには要点を出したい」と述べ、検証作業の中間報告をする考えを明らかにした。社民党の重野安正氏への答弁。
総務相は関係者への事情聴取が進行中のため、提出資料の原本は示せないとした上で、落札したオリックス不動産(東京)と日本郵政の契約内容や、「問題として明らかになったもの」を公表する意向だ。
一方、同日の衆院予算委員会で、総務相は日本郵政が宿泊保養施設「かんぽの宿」の評価に、収益性を重視する減損処理を適用したことを批判し、元来は加入者福祉施設だったかんぽの宿に減損処理がなじまないとの考えを示した。民主党の川内博史氏への答弁。