与謝野馨金融担当相など経済閣僚は24日、銀行や信用金庫、信用組合の業界団体などと意見交換会を開き、2008年度末に向けて中小企業などの資金繰りを支援するよう要請した。
与謝野金融相は「金融仲介機能を十分に果たすため、資本充実策を検討してほしい」と述べ、公的資金で資本増強する改正金融機能強化法の積極的な活用を促した。
緊急保証制度について、二階俊博経済産業相は「融資を緊急保証に付け替えたという批判を招かないよう徹底してほしい」と述べた。
これに対し、全国銀行協会の杉山清次会長(みずほ銀行頭取)は中小企業向け融資残高が伸びているとした上で「引き続き円滑な資金供給に取り組む」と表明。全国地方銀行協会の小川是会長(横浜銀行頭取)は「緊急保証制度を積極的に活用したい」と述べた。