24日の東京株式市場は、景気悪化の長期化懸念が強まり、日経平均株価(225種)は午後に入っても軟調に推移し、終値は前日比107円60銭安の7268円56銭となり、2008年10月27日に付けた終値のバブル崩壊後最安値の7162円90銭に迫った。
全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は5・00ポイント安の730・28は、バブル崩壊後の安値を3営業日続けて更新し、1983年12月27日に次ぐ安値水準になった。出来高は約20億2200万株。
アジア株が軒並み軟調に推移するなど世界的に株安が連鎖したのを背景に、幅広い銘柄で値下がりした。ただ、外為市場で1ドル=95円台まで円安が進んだことで、自動車株や電機株の一角などに買い戻しも入り、平均株価を下支えした。