24日の東京外国為替市場の円相場は、景気悪化懸念などから下落し、一時、昨年12月1日以来約3カ月ぶりに1ドル=95円台を付けた。
午後1時現在は、前日比1円74銭円安ドル高の1ドル=95円09−14銭。ユーロは01銭円安ユーロ高の1ユーロ=120円97銭−121円02銭。
米金融監督当局が大手銀行の破綻阻止を表明したことなどで、ドル買い・円売りが先行。日本経済の急激な落ち込みや、政局混迷により景気対策が遅れるとの不安も円売りにつながった。
市場関係者は「円はドルや欧州通貨に比べれば安全、との見方は後退した」(外為ブローカー)と話していた。