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2009年02月24日(火) 11時56分

高島屋、12年に上海に出店 中国へ本格進出東京新聞

 高島屋は24日、2012年に中国・上海市に出店すると発表した。市場が縮小する日本国内での事業拡大が難しいため、需要増が見込める中国での事業を強化する方針だ。日本の百貨店の中国進出は、三越伊勢丹ホールディングス傘下の伊勢丹に続き2社目。

 現地のデベロッパーが上海市の高級住宅街「古北新区」に開業する複合ビルに入居する。売り場面積は約4万平方メートルで、地下1階−地上7階に食品から高級衣料品まで幅広い商品を展開する。

 高島屋は既に出店に向け現地法人を設立する手続きに入っている。投資額は約40億円で、10年以内に回収することを目指す。

 記者会見した水野英史常務は「国内での成長戦略には一定の限界がある。海外ではシンガポールでの成功スキームを生かすことができる」と出店の意義を強調。その上で、中国国内のほかの地域やベトナムへの出店にも意欲を示した。

 高島屋の海外での本格的な店舗は、台湾、シンガポールに次ぎ3カ国・地域目になる。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009022401000217.html