ペルーのメルセデス・アラオス・フェルナンデス貿易・観光相が24日、化学・合繊メーカー、クラレの東京本社を表敬訪問し、同社のテレビCMで人気に火が付いたラクダ科の家畜アルパカ「クラレちゃん」(本名はなこ)と対面した。
アルパカの世界最大の飼育頭数を誇るペルー側が、アルパカの知名度アップに貢献してくれたとして“会談”を申し入れた。
アルパカの毛でできたコートを着て登場した貿易・観光相は、貧困層がアルパカを飼育していることが多いと語り「アルパカの毛が売れれば彼らを助けることになる」と謝意を伝えた。
「クラレちゃん」は昨年8月下旬から始まったCMに登場。「未来に化ける新素材」という意味の「ミラバケッソ」という言葉を“しゃべる”姿が愛くるしいと評判になった。
今回、アラオス貿易・観光相がペルー展のために来日したのに合わせ、「クラレちゃん」が栃木県那須町の牧場から駆けつけた。
アルパカは毛が良質で南米で家畜化された。体長2メートル、体重50キロぐらいにまで成長する。