【北京24日共同】23日付の中国週刊紙、経済観察報は、中国政府が3月の全国人民代表大会(全人代=国会)に景気刺激型の2009年度予算案を提出し、赤字規模は9500億元(約13兆円)と過去最大を記録すると報じた。
中国政府が昨年11月に打ち出した総額4兆元の景気対策実施に向け、公共事業などへの支出が膨らむ一方、財政収入が落ち込んでいるため。建設国債発行額も08年度予算の300億元から大幅に増える見通しだ。
赤字額のうち2000億元は、地方が実施する公共事業のため、中央政府が発行する国債で賄うという。08年度予算の赤字規模は1800億元で、予算段階の赤字額としては03、04年度の3198億元がこれまで最高だった。