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2009年02月24日(火) 09時34分

米司法長官がグアンタナモ視察 施設閉鎖へ処遇見直し委東京新聞

 【ワシントン23日共同】ホルダー米司法長官は23日、オバマ大統領が1年以内の閉鎖を命じたキューバ・グアンタナモ米海軍基地のテロ容疑者収容施設を初訪問、内部の状況を視察した。また大統領の命令を実行に移すため、収容されているテロ容疑者ら約250人の処遇見直しに当たる政府委員会を設置したと発表した。

 収容者は弁護士と接見できないまま長期間拘束され、拷問の報告もあったことから、国連や人権団体などは閉鎖を歓迎しているが、米国内では賛否が割れている。収容者の移送先確保も容易ではなく、見直し委は難しい作業を迫られそうだ。

 司法省の声明によると、ホルダー長官は23日、側近のマシュー・オルセン氏を見直し委の事務局長に任命したと発表した。オルセン氏は国防総省・米軍や中央情報局(CIA)などとの政策調整を図る。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009022401000157.html