記事登録
2009年02月24日(火) 08時51分

ソマリアで自爆テロ AU要員が11人死亡東京新聞

 【ビクトリア(セーシェル)24日共同】AP通信によると、ソマリアの首都モガディシオで22日、アフリカ連合(AU)平和維持(PKO)部隊の基地が自爆テロ攻撃に遭い、ブルンジ人の要員11人が死亡した。2007年にAUのPKO部隊がソマリアに派遣されて以来、最悪の犠牲者数となった。

 国際テロ組織アルカイダとのつながりが指摘され、ソマリア全土で支配を広げている急進的イスラム組織「アッシャバーブ」が犯行を認めた。

 AU当局者によると、自爆テロ犯はふだん物資を基地内に運搬している人物だったという。AUが犯行の詳しい状況などを調べている。

 近海で頻発する海賊問題など治安悪化が著しいソマリアでは1月下旬、暫定政府を支援するために駐留していたエチオピア軍が完全撤退。計3500人のAU部隊では治安維持が困難と懸念されていた。アッシャバーブはAU部隊の完全撤退を求めている。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009022401000110.html