ヤンキースの松井秀が復活へ一歩前進した。昨年9月に手術を受けた左ひざへの負担を考えて禁止されていたランニングを開始。朝のミーティング前にサブグラウンドの芝生で、約70メートルのダッシュを10本こなした。
最初は力をセーブしたが、最後の数本はペースを上げた。バランスよく走るように意識したという松井秀は「最後の方は80パーセントくらいで走った。普通に走れてよかった」と息をついた。
日本での自主トレで軽く走ってはいたものの「きょうほど強く走ったことはなかったし、良くなっている。痛みがなく安心したし、次へのステップになる」。ベースランニングの開始は決まっていないが「走らないことには、それ以上のことはできないからね」と手応えを感じていた。(タンパ共同)