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2009年02月24日(火) 21時54分

知人の長女虐待死、1審破棄し被告の主婦に懲役1年の実刑読売新聞

 東京都練馬区で2004年、知人の女(34)(懲役7年の実刑確定)の長女(当時3歳)を虐待死させたとして傷害致死罪で起訴され、1審で傷害罪により懲役2年の実刑判決を受けた主婦南雲安里被告(34)の控訴審判決が24日、東京高裁であった。

 長岡哲次裁判長は「被告が長女に暴行したことは認められるが、けがをさせたと認定する証拠はない」と述べ、1審・東京地裁判決を破棄し、暴行罪を適用して懲役1年の実刑判決を言い渡した。

 判決は、南雲被告と一緒に長女に暴行を加えたとする知人の女の供述について「信用できる」と指摘する一方、暴行と長女の顔のけがとの因果関係までは認められないと判断した。

 傷害罪の成立を認めた1審判決に対し南雲被告側のみ控訴し、無罪を主張していた。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090224-OYT1T00872.htm