宮城県多賀城市の国道で2005年5月、仙台育英高生らの列に飲酒運転のレジャー用多目的車(RV)が突っ込み、18人が死傷した事故で、RVに同乗し、道交法違反(酒酔い運転)ほう助の罪に問われた同市高崎、会社員佐々木大輔被告(31)の控訴審判決が24日、仙台高裁であった。
志田洋裁判長は「多数の死傷者を出す悲惨な事故を引き起こしており、罰金刑は軽い」とし、罰金25万円を言い渡した1審・仙台地裁判決を破棄し、懲役1年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡した。
判決によると、佐々木被告は05年5月22日未明、仙台市青葉区国分町の駐車場で、佐藤光受刑者(30)=危険運転致死傷罪で懲役20年確定=が酒を飲んでいることを知りながら、RVの助手席に乗り、自宅まで送るよう暗に依頼した。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090224-OYT1T00653.htm