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2009年02月23日(月) 10時58分

リオのカーニバル、サンバ競演で最高潮にスポーツ報知

21日、ブラジルのリオデジャネイロのカーニバルで練り歩く人々(AP=共同)

 南米最大の夏の祭典、ブラジル・リオデジャネイロのカーニバルは22日夜(日本時間23日午前)市中心部のサンバパレード専用会場「サンボドロモ」で、恒例の精鋭12チームによるサンバの競演が始まり、最高潮を迎えた。

 「人魚と海の神秘」「人類の入浴の歴史」「ブラジル人の発展」など、各チームのテーマに合わせた山車が約700メートルの会場を行進。軽快な打楽器の連打に合わせ、あでやかな羽根飾りをまとったビキニ姿の女性たちが華麗な舞を披露し、数万人の観客を沸かせた。

 約4000人からなる各チームが約80分間の持ち時間で音楽とストーリー、山車の美しさなどを競う。競演は2晩、夜を徹して行われ、25日に審査結果が発表される。

 世界同時不況の影響でブラジルではカーニバルが中止に追い込まれる地方都市が続出。リオでもチーム平均250万ドル(約2億3000万円)とされるパレードの出し物などの費用を節約するため、ペットボトルで山車の一部をつくるチームもあった。(共同)

(2009年2月23日10時58分  スポーツ報知)

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090223-OHT1T00128.htm