自民党の井脇ノブ子衆院議員(比例近畿)がいずれも理事長を務める財団法人と学校法人の間で、約三億四千万円の債務を簿外で処理する不明朗な会計をしていたことが二十三日、分かった。井脇氏が同日、大阪府庁で記者会見して明らかにした。
財団法人は「少年の船協会」(東京都豊島区)で、登記簿によると二階俊博経済産業相が理事を務めている。学校法人は静岡県菊川市の国際開洋第一高校と、和歌山県日高川町の同第二高校を経営する「国際開洋学園」(菊川市)。
井脇氏は二〇〇五年の衆院選で初当選した。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200902230174.html