日韓両国が領有権を主張している竹島(韓国名・独島=トクト)をめぐり、島根県などは県条例で定めた「竹島の日」の22日、松江市で式典や講演などの記念行事を開いた。条例制定後、4回目。政府に積極的な取り組みを求める意見が相次いだ。
記念式典には約500人が参加した。溝口善兵衛知事は昨年、中学校新学習指導要領の社会科解説書に竹島が記載されたことを取り上げ、関心の一層の高まりを期待した。さらに「粘り強い政府間交渉を強く求めていく」と述べた。講演会では、小学5年、中学1年向けの副教材開発を進めている県の取り組みなどが報告された。県が出席を呼び掛けた外務省関係者は4年連続で欠席した。