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2009年02月23日(月) 16時29分

精力的に柳井市の針路訴え中国新聞

 22日告示された柳井市長選は、いずれも無所属新人で前山口県議の長谷川忠男氏(64)と元国会議員秘書の井原健太郎氏(34)が名乗りを上げた。両氏は2007年の県議選でも一騎打ちを演じ、約2000票差で長谷川氏が勝っている。再度の対決となった市長選。ともに出陣式で気勢を上げ、選挙カーで市内を精力的に回った。

 長谷川氏の出陣式は同市中央の広場であり、県議や柳井市議、支援者ら約2500人(陣営発表)が集まった。自民党県第二選挙区支部長の山本繁太郎氏は「国や県と連携した市政運営ができるかで安心できる市民の暮らしが決まる。取り組めるのは長谷川氏以外にいない」と強調。下松市の井川成正市長や自民党県連の河野博行会長らに続いてマイクを握った長谷川氏は「県政と連携し閉塞(へいそく)感を打破する。最後のご奉公。古里のため公約を果たさせてほしい」と涙声で訴え。選挙カーからは沿道の支援者に手を振り続けた。

 柳井市南町の選挙事務所前であった井原氏の出陣式には、約700人(陣営発表)が集まった。塚本誠治後援会長が「若いとの声もあるが、この新車には型式保証、性能保証がついている。柳井を間違いなく変えてくれる」と呼び掛けた。ジャンパー姿の井原氏は、来賓として紹介された河内山哲朗市長、民主党の平岡秀夫衆院議員とがっちり握手をした。井原氏は母トシ子さん(61)からたすきをかけられ第一声。「公平公正で透明な市政実現の期待に、今こそ応えるときだ」と声を張り上げ、全員で「ガンバロー」コールをした。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200902230109.html