島根県邑南町の阿須那駐在所廃止問題で住民説明会が21日夜あり、川本署は「統廃合はこれで終わりでない」とし、同町の出羽、高原両駐在所も次の統廃合の候補であることを明らかにした。阿須那地区合同自治会は席上、同署に嘆願書を提出して存続を訴えた。
阿須那公民館での説明会には住民約30人が出席。万代大夫副署長が「統廃合は効果を検証し次段階に進める。高原、出羽とかもありうる」と具体名を挙げて説明。一方「邑南町の市木や日貫、美郷町の沢谷のような要所の駐在所は確保したい」とした。阿須那駐在所については「広域パトロールの充実や当直勤務の負担軽減のため、受け持ち人口や犯罪発生の少ない駐在所を廃止せざるを得ない」とし、3月末廃止の方針をあらためて説明した。