食生活改善に向け、幅広い世代に食育を広める「食育フェスティバルinやすぎ」が22日、安来市広瀬保健センターであった。栄養士による食生活チェックや捨てる食材を使ったメニューの試食会などが家族連れでにぎわった。
料理研究家の坂本広子さん(62)を講師に招いた講演もあった。坂本さんは現代の子育てを「親が子を大切に思うあまり、子どもの体験が少ない」と指摘。「物事の理解には五感の発達が重要で、五感をフルに使う学びは料理しかない」と食育の大切さを強調した。
【写真説明】坂本さん(左端)と捨てる食材を使った料理を試食する家族連れ