記事登録
2009年02月23日(月) 16時29分

福山で裁判員制度市民講座中国新聞

 5月に始まる裁判員制度のメリットと問題点について考える市民講座が22日、福山市三之丸町の福山ニューキャッスルホテルであった。広島弁護士会福山地区会の主催で、45人が聴講した。

 講演した九州大の内田博文教授(刑法)は、証拠で自白調書を重視する現行の日本型の制度下では、「真相究明が犠牲になる恐れがある」などと指摘。広島弁護士会の小笠原正景弁護士は、「おまかせ主義から脱却し、国民主権を実質化できる」と導入の意義を強調した。福山市駅家町の会社員池神美紀さん(39)は「裁判員制度についてさまざまな問題点があることが分かった。より良い社会づくりに参加したいが、自分が判断することに怖さもある」と話していた。

【写真説明】専門家の講演で裁判員制度について学んだ市民講座

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200902230078.html